GFR(糸球体濾過量)検査

GFRとは、腎臓の糸球体がどの程度の血液を濾過し、尿を作れているかを表す“糸球体濾過量”の事です。
現在はヨード系造影剤であるイオヘキソールを静脈内投与する“イオヘキソールクリアランス検査”が一般的ですが、個人の動物病院ではほとんど行われていないかもしれません。

下記、“イオヘキソールクリアランス検査”の簡単な説明です。

@ 検査前(12時間以上)の絶食。
A 1回目の採血。
B 造影剤(イオヘキソール)を静脈注射します。
C その2,3,4時間後に採血を行います。

通常は時間と共に造影剤が腎臓で濾過されて尿として排出されますが、腎臓の機能低下があれば血液中に残ってしまいます。これを時間の経過ごとに測定して腎機能を調べます。
身体への負担が全くない訳ではありませんが、安全性は高いといわれています。

大学病院などの規模の大きい病院でない場合、専門の検査機関にデータを提出しますので、検査結果は3〜5日程度は必要かもしれません。