UPCとは尿蛋白の検査評価法です。
尿中のクレアチニンと比較し「尿蛋白÷尿クレアチニン値」から現在の腎機能をより正確に評価します。
腎不全は血液検査で数値が上昇する以前から徐々に進行し、微量なタンパク質が尿へ漏れて蛋白尿となっています。
この状態をUPC(尿蛋白クレアチニン比)により把握することで通常よりも早い段階で対処出来ます。
尿試験紙による蛋白尿の検査では、ある程度の重度タンパク尿でなければ偽陽性や偽陰性という結果が見られ信頼性に欠けます。
より正確な蛋白尿を調べることで、血液検査や一般的な尿検査以上の腎機能評価が出来ます。
尿タンパク陰性<0.2≦グレーゾーン≦0.4<尿タンパク陽性と定義されています。
UPC(尿蛋白クレアチニン比)以外に、UAC(尿アルブミン/クレアチニン比)というのもあります。