常染色体優性遺伝

受け継いだペアの遺伝子の片方になんらかの特徴が出やすい遺伝子を持ち、その遺伝子が優位に発現してしまう遺伝です。

まず簡単に言うと、動物の身体は遺伝子情報が書き込まれたDNAが集まった染色体である細胞により構成されています。
染色体はペア(セット)になっており、片方は父親、もう片方は母親から受け継いだ染色体です。
猫の染色体は、18セットの常染色体と1セットの性染色体とで構成されており、その常染色体に書き込まれた遺伝子情報の片方に異常のある遺伝子があった場合に優先的に発現してしまうのが優先遺伝です。

対して、片方だけでなく両方揃わなければ発現しない遺伝子を劣勢遺伝といいます。